『Smooz』のサービス終了に思うこと。何がいけなかったのか。
『Smooz』突然のサービス終了。
目次
突然終了してしまった。
正確には1週間ほどの時間があったが、サービス終了が告げられたのはあまりにも突然だった。
事の発端はあるブロガーがSmoozに関しての情報をブログで発信したこと。
色々な誤解を招きたくないので正確な内容はご自分で調べて読んで欲しいのだが
簡単に言うと
・『Smooz』は個人の利用データを外部に送信してしまっている。
・サービス利用データの提供をオフにしてもデータの送信は一部止まってない。

最初はこれが問題だったみたい。
でも後に大きな問題となってきたのがそのデータの取得方法。
Smoozの利用データの取得方法がヤバい。
始めに言っておくと私はこういった話は全くと言って良いほど知識が無い。
あくまでその方のブログから読み取ったと言うこと前提で聞いて欲しい。
皆さんも経験があるだろうが、ネットなどの広告は自分の検索履歴などに基づいて配信されるので、『近々車を買おうかなぁ』と考えて車の検索が増えてきた人には車の広告が配信される。
ここまで聞くと『なんだ他のサービスもデータを外部に送信してるじゃん』と思うかもしれないが、その送信方法(送信の内容)に問題がある。
通常はその人が見てるページのURLが送信され、そのURLにサーバーがアクセスし『あぁこういうページを見ていたのか』と理解してそれに基づいた広告やおすすめ記事などを配信すると言う仕組みらしい。
しかしSmoozはURLだけでなく、そのページの内容も事細かにデータ送信してしまっているのだ。
これが何を意味するのか。
勘のいい人ならもうお気づきかもしれない。
そう。通常ならURLだけが送信されそのURLにサーバーがアクセスするだけなのでパスワードで保護されたページにはアクセスしてもその人の個人情報は見ることが出来ないようになっている(サーバーは個人のIDとパスワードを把握していない為)
しかしSmoozは内容も一緒に送信してしまっている為、個人がパスワードを使って守っているページの情報も一緒に送信されてしまうのだ。
ここまで来ると一個人の情報がSmoozを使用した範囲内のことは全て抜き取られてしまっていることになり(アスツールは故意ではないとしていますし、私もそれは信じますが)個人のプライバシーもくそもない。
そして極めつけが『サービス利用データの提供をオフにしてもデータの送信は一部止まってない。』と言うこと。
こういうことを懸念して提供をオフにしていたユーザーのデータも送信されてしまっていた。
こういった内容をブロガーに暴露されそれが瞬く間に広がってしまい『無いことまで話が大きくなり』サービスを終了することを選択したようだ。
個人的に思うこと。
ハッキリ言わせていただくとめちゃくちゃ悲しい。
Smoozがしてしまったことが、どうのこうのよりSmoozが無くなってしまうことそのものがだ。
待ちに待ち続けてようやくiOSのデフォルトブラウザに対応したと思ったらこの大惨事だ。
人は間違いは犯す物。
それが許されないことだとしても前に進んでいくしかないと思うので、アスツール社のひとたちには今一度顔を上げてもらって、Smoozを超えるアプリを作っていってもらいたい。