
『FiLMiC pro』iPhoneだけで映画を撮影したことで有名な最強動画撮影アプリ
はじめに
目次
みなさんはタンジェリンという映画をが存知だろうか。
iPhoneだけで撮影されたことで有名な映画だ。
それもiPhone5の時に。
プロモーション動画を見たが、とてもiPhoneだけで撮影したとは思えない映画だった。
はっきり言って凄すぎる。
その動画を見た瞬間に私はこのアプリの購入を決意した。
正直高額アプリだがもはや使う使わないより持ってる持ってないの方が重要なくらいアプリに魅せられた(笑)
その人の名前は『FiLMiC pro』

ご覧の通りめちゃくちゃ高額。
ただその性能はすさまじくクオリティの高い動画を撮りたい人には打って付けのアプリとなっている。
どんなアプリなの?
アプリを開くとこんな感じ
もちろん初っ端から撮影モード。
撮影画面は結構シンプルな見た目。
四角い枠がフォーカス、丸い枠が露出となる。
右側にあるスライダーはズーム機能だ。
設定画面を開くと一気に世界が変わって専門的なものが増える。
多種多様な高クオリティ機能と設定。
露出、フォーカス
露出、フォーカスなどの基本的な機能はもちろんある。
撮影画面で直接操作できるのでこちらは簡単。
ワンタップでそれぞれ直感的に操作が行える。
四角い枠がフォーカス、丸い枠が露出となる。
枠をそれぞれ合わせたい場所に持っていくことでその場所に合わせてオートで調節される。
合わせた後、枠をタップして赤色になるとその設定で固定され、カメラを別の場所に向けても露出やフォーカスが調節されることはなくなる。
このボタンを押すことでダイヤル式の切り替えもできる。
こちらはいわゆる手動切替であり、より細かく調節することが出来る。
オートでうまく調節されなかったときなどに使うといいだろう。
矢印のように動かしてあげることで調節できる。
少し見えづらくなってしまっているが、フォーカスと書いてある下に『ズーム』があるのでそこをタップするとダイヤルでズーム調節が可能。
Log撮影
Log撮影とは。
写真で言うRAW撮影と同じようなもの。
当ブログは動画撮影に特化したブログではないのでものすごく省いて言うと
『その場の情報をなるべく多く取り込んで全て保存し、後から自由に編集できるように撮影する事』を言う。
通常撮影したデータはiPhoneがなるべくサイズを小さくしようと自動で補正をかけ、圧縮してくれる。
圧縮の際、補正後の写真から不必要な情報は抜き取ってしまうことで画像サイズを小さくしているのだ。
普段はそれがとても助かるのだが、いざ編集しようと思った時にすでにiPhoneが自動で情報を抜き取って保存してしまっているので編集に必要な情報をフルに引き出せなくなってしまっているのだ。
そういった点が改善されるのがLog撮影である。
その代わり自動補正がかからないのでかなり味気のない色味も薄いデータになるので、後からの編集は必須になってしまうのは注意が必要だ。


左側が通常撮影。右がLog撮影。
Log撮影のほうが白く薄く、全体的に締まりのない映像になっているのが分かると思う。
Log撮影の設定は、左下のSiriのマークにしているアイコンをタップし、上から2番めの設定で選ぶ。
編集する気がない人はLog撮影は使わないほうが良いと思う。
解像度・フレームレート・オーディオ
FiLMiCproの設定画面にはこれだけの項目がある。
その中でも比較的に簡単に設定できるのが、この3項目。
『解像度』
画角や画質を設定できる。
少しでも映画風に撮りたいのであれば、画角は2:39:1に設定をおすすめする。
シネマスコープの比率が2:35:1なので一番近い画角比率となる。
オーバーレイに合わせてソースをクロップとあるが
要は画角を設定した際にその画角に合わせて画面を切り替えるか、画面自体は最大画角のままに設定した画角にあわせて枠が出るかを選べるということ。
『フレームレート』
1秒に何個まで動画を取るかという設定。
パラパラ漫画をイメージすると分かりやすい。
30FPSというのは1秒30コマ。30枚のパラパラ漫画を1秒で全てめくるイメージ。
60FPSは60枚のパラパラ漫画を1秒ですべてめくるイメージ。
当然1秒あたりのコマ数が多いほうが動きはなめらかになる。
しかし気をつけてほしいのは映画は基本24FPSということ。
映画のように雰囲気のある動画を撮影するなら24FPSにするほうが良い。
試しに24FPSと60FPSで似たような動画を撮影してみるとよく分かると思うのでやってみてほしい。
『オーディオ』
オーディオに関しての細かい設定が行える。


ここのせってによって音質などが変わってくるのでこだわる人はしっかりと設定した方がいいと思う。
私はオーディオ関係には疎いので、ネットで調べてとりあえずこれが一番音質がいいらしいという設定にしておいた(笑)
アイフォンのどこのマイクを使って音声を取り込むか。
保存形態?はどれか。
Hz数はどれか。
主に上記の3つを設定するコトから始める。
逆に音声を取り込まず動画のみで撮影することも設定すれば可能になる。
正直この設定項目に関してはかなり疎くて全くうまく説明ができない笑
かなり専門的な設定のような気がする。
そんなこと言い出したらこのアプリを使うなという話なのだが笑
写真も撮れる。
iPhoneの標準カメラと同じように動画撮影中に写真を撮影することも出来る。
使い所が難しい機能ではあるが、できないよりは良いだろう。
よく使うかと言われたらあまり使わない笑
正直な感想を言ってしまうとこれ。
インストールする時点でそんな予感はしていたが案の定と言った感じだ笑
どうしても映画風に撮影したいと思ったときだけ、本気で撮るときだけ
そんな時にしか使わないので普段使いは全くしない。
ただアイコンもかっこいいしこのアプリを持っていることの満足感も強いのでいつでもホーム画面の1ページ目に陣取らせている。
まとめ
好きなアプリではあるのだが専門的知識をかなり必要とするところから、あまり使わない上にちゃんとした説明もできなかった。
ただ当ブログはこの記事で全てを知ってもらおうというより、この記事がアプリを知るきっかけになってくれればそれでいいと思っている。
私より説明が上手い人の方が大半なので。。。笑
なるべく数多くの日の目を浴びていないアプリを世に出したいと思っている。